その人の経験やスキルによって必要な知識は異なっているので、書籍はたくさんあればいいというものではありませんが適材適書、ピンポイントで知識を得るのに非常に有効です。
今回はWEBデザイン初心者向けに本当に役に立つ書籍をご紹介します。
図書館でチラ見して借りて一度目を通した上で購入し、もちろん実務でも大活躍!
ぜひ手に取って参考にしてみてください。
WEBデザインにもいろんな作業がある
WEBデザインというとどんな仕事を思い浮かべますか?
その名の通り、基本的にはWEBサイトのページのデザインをするお仕事ですが、実際にはもっと細かいお仕事もたくさんあります。
●WEBサイトデザイン(コーポレートサイト・ECサイト・ランディングページ 他)
●ロゴデザイン
●バナーデザイン
●サイト内の各種画像制作
●コーディング など
以前は、WEBデザイナーはPhotoshopやIllustratorでWEBデザインを行い、コーディング専門のコーダーが構築作業をしていたのですが、現在はコーディングも含めてデザイナー業務となっている場合が多いのが現状です。
制作会社によって、WEBディレクターがワイヤーフレームを作成することもありますし、WEBデザイナーがワイヤーフレームから組むこともあります。
UIデザイン(ユーザーインターフェース)・UXデザイン(ユーザーエクスペリエンス)・SEO対策も含めての時もあり、幅広い知識が求められることもありますが、やはり最初はWEBデザインの基本パターンを知っている必要があります。
WEBデザインの基礎に実践的な内容に触れる事ができるのでデザイン初心者はもちろん、既に実務に携わっている方にもおすすめできる内容です。
買って良かった!おすすめ3選
Webデザイン良質見本帳 目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集
著者:久保田涼子(くぼたりょうこ)
出版社 : SBクリエイティブ
出版日:2017年6月16日
WEBディレクターにもWEBデザイナーにもおすすめ!
良いWEBデザイン実例がたくさん紹介されています。
内容はもう見てもらうしかありませんが、WEBデザインというものの自由度の高さを感じてもらえます。
あくまで、クライアントの伝えたいこと・見る人にわかりやすい内容であること・魅力的に見えること、これらが実にバランスよく表現されていてWEBデザインの可能性と役割を読み取れるのです。
実際に制作されたWEBサイトを集めて紹介されているので、ジャンルも幅広く実際のサイトを見れるURLも掲載されていて、UI感を得つつそのデザインの良いところを感じていただけます。
さまざまにレイアウトされたWEBデザインが、それぞれしっかりアピールできているポイントに注目しながら見ることでとても勉強になります。
とりあえず、素人っぽく見えないデザインのコツを教えてください!
著者:ingectar-e (デザイン事務所)
出版社 : インプレス
出版日:2022年1月19日
デザインするにあたってのたくさんのポイントがひとつひとつ丁寧に説明されています。
こちらもデザインの奥深さを感じることができて、たくさんの技術紹介とコツが詰まったアイデア帳です。
配色・フォント・エリア分割・シェイプやパターンの使い方・アピールのコツなど、内容ボリュームと着目点は多すぎるため、それぞれを覚えることは難しいのですが、アイデア辞典のように使うことで、自分の引き出しを整理してくれるアイテムになります。
一つの素材で複数パターン作成してするときなど、アイデア追加に役立ちます。
思わずクリックしたくなる バナーデザインのきほん
著者:カトウヒカル
出版社 : インプレス
出版日:2022年2月9日
たかがバナー・されどバナー・なんとバナーの奥深いこと!
普段、どこにでも目にするバナーは不愉快な場合もありますが、情報社会では必然の存在で、小さな画像に情報を余すところなく配置している技術は賞賛に値する技術です。
WEBサイトやフライヤーに比べて、サイズに制限があるだけに表現と配置がちょっとしたセンスと技術によって大きな印象の差が出てきますよね。
バナーは全て何かしらのビジネスアピール目的がありますので、バナーのコツを得れば、小さな画像であらゆる商材について伝わるアピールができます!
こちらは実践的な内容でもありますのでたくさんの実務に使えるポイントが盛りだくさん。
改めてバナーは営業ツールであること、バナー制作のポイントを学ぶことで、小さく表現することの頭の神経が細やかになり、クリエイティブ制作の魅力を再発見できること間違いなしです。
まとめ
本は一概に購入した方がいい訳ではないけれど、良書であれば手元に置く価値はあります。
また過去に良い書籍はたくさん出版されておりますが、変化スピードの速いWEB分野においては、やはり鮮度の高い知識がより価値があると考えられています。
今回ご紹介した3選はいずれも実務でも活用できる生きた知識ばかりです。
まずはWEBデザインとは?と思っている方は手に取っていただけると、デザイン業の魅力をさらに感じてもらえると思います。
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